『目指せ、グローバルスタンダード MBA留学』(東進ブックス発行)
2002年9月発行

はじめに

「日本には経営のプロフェッショナル少なすぎる。これゆえに、現在、日本社会の置かれている状況は、私たちが自覚しているよりも、ずっと深刻な状況にあるだろう」
ある会合で、多くのMBAフォルダーを前にして自身もフォルダーである大手企業の代表取締役社長が以上のように語りました。

現在、MBAはグローバルな人気を博しています。その背景には、金融関係やコンサルティング企業に限らず、どのような企業においても"マネジメントは専門職である"という認識が定着しつつあるという点がまず挙げられるでしょう。さらに、ビジネスのグローバル化・IT化が進行する中で、ビジネスにおける国際共通認識を持った管理職が必要とされているということも無視できないポイントです。この国際共通認識に当たる部分がMBA的思考といえます。
グローバルやマネジメントなど、自分には関係ないと思われる人もいるかもしれませんが、今やどんなビジネスも、"市場は世界"という時代ですから、グローバルなマネジメント能力を必要としない職種など、皆無といってもよい状況なのです。
MBAもしくはMBA的な理論は、金融関係に勤めるエリートたちが、アメリカのトップビジネスクールで学ぶ特別なものでも何でもなく、マネジャー職やコンサルタント職を目指す人、あるいはマネージングが必要な職業に就くごくごく一般的な人にとっても身近なものへと変容しているのです。
本書では、実際にMBAを取得して各界の第一線で活躍しているフォルダー達の生の声を数多く反映しつつ、アメリカをはじめ、ヨーロッパ、国内と、MBAを学ぶためのあらゆるシーンについてガイドしています。さらに、MBAを取得するための時間的・資金的投資と、そのリターンについての相関関係まで踏み込んで展開しました。

「企業、引いては社会をよい方向に変えていくという信念があるならば、場合によってはリスクを背負ってでも行動すべき。保守的な人にMBAは必要ない。MBAフォルダーは変革者たれ!」
前出の代表取締役社長の話は、この言葉で締め括られました。
あなたは、"変革者"になりますか?






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